- デメリットがあるのに副業をするのは怖いな…
- お金を稼ぐ以外の副業のメリットも知りたい!
- 会社側にも副業解禁のメリットってあるの?
「副業せずに会社にフルコミット」が、あなたの人生のリスクになる時代になりました。副業の良し悪しを知らないまま「お金のためだけ」を目的に始めて、モチベーションが続かずに挫折するケースが本当に多いです。
私は2015年から個人事業主として副業をはじめ、今ではブログ運営・不動産経営・Webプログラミングなど本業と合わせて月200万以上の安定収入を得ています。しかし、そこに至るまでの間、たくさんの遠回りをしてきました。
この記事では「副業のメリット・デメリット」を個人視点、企業視点からまとめています。
この記事を読むことで、「お金さえ稼げればOK」と考えるあなたが、別の多数のメリットを知ることで、更なる副業へのモチベーションUPへ繋げられます。
副業は個人も企業もメリットだらけ!副業しない理由ゼロ
副業は個人も企業もメリットが多く、副業をするべきだという点。それを裏付けるデータについて解説します。
今すぐサラリーマンは副業を始めよう!
理由は、個人が副業するメリットがデメリットよりも圧倒的に大きく、会社にとってもメリットが多いから。それを裏付けるように「副業する人」「副業を解禁する企業」は増加傾向にあります。(後述)
そのメリットの代表例は次。
【企業】個人の成長が会社へ還元される
このメリットが、個人と企業の両方に好循環を生み出し、あなたの更なるモチベーションUPやアウトプットUPに繋がります。
「でも時間と体力を消耗してどちらもダメにはならない…?」という懸念がありますが、「ストック型ビジネス」を目指せば最終的には資産がお金を稼いでくれるので問題ありません。
また、「フロー型ビジネス」でも時間給で働かない「成果型」であれば、スキルが上がると自力で仕事をコントロールできるので同様に問題ありません。
以上のことから、メリットがデメリットを圧勝しているため「サラリーマンが副業をしない理由はない」と言えます。
【フロー型ビジネス】
即金性があり、やっただけ成果が出る短期的な収入。「時間給型」と「成果型」の2種類がある
フロー型+時間給型の例)サラリーマン・アルバイト ... etc ※給与所得になる職種
ストック型+成果型の例)プログラミング・動画編集・専門職(医者・弁護士) …etc
【ストック型ビジネス】
即金性がなく、不労所得に繋がるような継続的な収入。楽に稼げる仕組みを構築する。
ストック型の例)アフィリエイト(ブログ・Youtube)・不動産投資・株式投資・経営者 …etc
副業のメリットが大きいことを裏付けるデータ
個人にとっても、企業にとっても副業はメリットが大きい。次にそれを裏付けるデータについて紹介します。
副業を始める人が増加している
厚生労働省のデータによると正社員の2017年の副業者数は15年前と比べると26.2%上がっています。
就業者数の変化はほぼ無いことを考えると、サラリーマンが副業のメリットに気が付き、副業を始めていると言えます。
» 参考:厚生労働省|副業・兼業の現状
半数以上の企業が副業を容認しようとしている
2019年の商工会議所のデータによると企業の半数以上は副業容認の傾向(検討中、検討したいを含む)に。
このことから、企業側も副業解禁を行うメリットを感じていることが伺えます。
» 参考:商工会議所
【個人】副業するメリット・デメリット
個人視点では副業するメリットはデメリットに圧勝していると言えます。
あなたが副業にスキルUPを求め、副業することを楽しめるのであれば、それにかける苦労はデメリットではなくなります。
「損失リスクがあるじゃないか!?」という意見も「小さく始める(≒いきなり大きな投資はしない)」ことでリスクは最小化できます。それに失敗してもスキルは残ります。
個人が副業するメリット)
- 収入源が増える
- スモールビジネスの経営体験ができる
- 新しいスキルや経験が獲得できる
- 本業のパフォーマンスも上がる
- ローリスクで起業や転職の準備ができる
個人が副業するデメリット)
- 本業・副業の両立でワークライフバランスを保ちにくい
- 損失のリスクがある
- 本業の会社とのトラブルが発生する可能性がある
- 詐欺にあうリスクがある
個人が副業をするメリット
個人が副業をするメリットを大きく分けると「お金が稼げる」「スキルが上がる」です。結果として将来に備えて余裕が生まれるということが言えるでしょう。
①収入源が増える
本業以外の収入を得ることで経済的にも精神的にもゆとりができます。
②スモールビジネスの経営体験ができる
単身でビジネスを始めると、会社員であれば社内の専門部署が担っていた役割も全て自分一人で経験できます。
これは、将来的に起業・独立したい人にとってはとても大きいメリットです。
次が副業で経験できるスモールビジネスの内容の例です。
- 市場調査や学習
- 事業計画
- 人脈づくり
- マーケティング・営業などセールス行為
- 会計・税務処理
- IT環境など仕事環境のメンテナンス
- 自己ブランディング
③新しいスキルや経験が獲得できる
本業で得られるスキル以外に、副業の職種そのもののスキルや経験が獲得でき、マルチスキル化ができます。
ここに上記で上げた経営体験も含めるとあなたの市場価値は格段に上がるでしょう。
副業の種類別に得られる新スキルの例)
- ブログ: ライティング・Webマーケティング
- プログラミング: プログラミングスキル・IT関連スキル
- 不動産投資: 投資・宅建
④本業のパフォーマンスも上がる
本業では経験できないことを副業で経験できるため、新たなビジネスHACK的なスキルに磨きをかけられます。
結果としてこのスキルUPが、あなたの本業のパフォーマンスを格段に上げられると期待できます。
副業で得られるビジネスHACKの例)
- 主体性
- ライティングスキル
- タイムマネジメントスキル
- 交渉スキル
- 業務効率の考え方
- PCやツール操作
- … etc
⑤ローリスクで起業や転職の準備ができる
本業での収入があるため、ローリスクで余裕を持って起業や転職を視野に入れたチャレンジや準備ができます。
起業できれば、あなたに定年は無い。また、転職でキャリアアップきれば、定年後の再雇用も有利になるでしょう。
いきなり起業や転職するのは危ない!
予行練習として失敗を前提とした副業でチャレンジしよう!
個人が副業をするデメリット【対策あり】
個人が副業をするデメリットは次の3つです。
①本業・副業の両立でワークライフバランスを保ちにくい
本業と副業の並走は心身への疲労が大きい。ワークライフバランスを保つのが困難になる可能性があります。特に労働時間が長くなることで、健康管理が難しくなります。
そのため、楽しめる仕事を選択しないと継続は難しいでしょう。
特に、アルバイトのような「フロー型ビジネスの時間給型」で働いてしまうと高負荷になってしまいます。
【対策】
継続できる楽しめる仕事を選択する
自分で仕事量をコントロールできる成果型の仕事を選択する
②損失のリスクがある
「フロー型ビジネスの時間給型」以外の成果の対価としてお金を稼ぐ場合には損失のリスクがあります。
また、稼げない時期が続くということも肝に銘じておかないと挫折へと繋がります。
損失さえ抑えられれば、稼げなくてもスキルは残るので失敗ではないと考えましょう。
【対策】
小さく始める(≒いきなり大きな投資はしない)
③本業の会社とのトラブルが発生する可能性がある
次のような本業の会社とのトラブルが発生する可能性があります。
- 副業が禁止なのに副業をした
- 情報漏えいした
- 競業の副業を行い、利益相反した
【対策】
副業では本業との競業を避けて、会社にバレないようにする。
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④詐欺にあうリスクがある
副業を始めると「楽して稼ぎたい!」と誰もが思います。そんな思いに狙いを定めた様々な悪徳業者が、あの手この手で高額な情報商材やセミナー、コンサルティングなどの提案をしてきます。
【対策】
詐欺の見極めをしよう!「買ってみないとわからない」場合は、外れても許せる金額にして!
- 【見極め①】大げさな広告をしていないか
- 【見極め②】購入前の情報開示をしているか
- 【見極め③】価格の妥当性を判断する
- 【見極め④】マイナス要素を伝えているか
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【企業】副業解禁するメリット・デメリット
企業の視点でも副業を解禁するメリットは多いです。しかし、デメリットもあるということは認識しておくべきでしょう。
このデメリットが、多くの会社が副業解禁に至らない理由です。
企業が副業解禁するメリット)
- スキルや主体性の還元を期待できる
- 企業ブランディングになる
- 優秀な人材の流出を防ぐことができる
企業が副業解禁するデメリット)
- 労働時間の管理・把握が困難
- 情報漏えいのリスクがある
- 副業での競業で利益相反の可能性がある
- 本業がおろそかになる
- 社員同士の関係が悪化する可能性がある
企業が副業解禁するメリット
企業側の副業解禁のメリットは人材に関する点が多いようです。それでは見ていきましょう。
①スキルや主体性の還元を期待できる
副業で得られるスキルや経験(上記の「個人が副業をするメリット」参照)は、企業側にとっても大きなメリットになるでしょう。
副業をすることで、「一人でビジネスを進める主体性」や、「ビジネス全体を見れる視野の広さ」を持つことができる。結果として社員の質が上がり、社員同士の競争力を向上させるなどの好循環に期待できます。
会社にとって副業は、コストをかけずに良質な社員研修をしているようなものだな
②企業ブランディングになる
「副業解禁している企業」として、ステークホルダーから良い企業イメージを持ってもらえるようになり、社会的な信頼を得られるようになります。
「副業も容認する開かれた会社」というイメージは、特に人材採用を有利にするでしょう。
③優秀な人材の流出を防ぐことができる
マルチスキルを持った優秀な人材は、優秀であればあるほど視野が広く、副業をやって自身を高めたいという願望が強い。
そういう人はいつまでも副業禁止の会社に居続ける理由はありません。
副業を解禁することで、そういう優秀な副業志向のある人材の流出を防ぐことができ、結果的に離職率を下げることになります。
企業が副業解禁するデメリット【対策あり】
企業が副業解禁をするデメリットは、そのまま「企業が副業禁止にする理由」になります。
副業をする側としても、この企業側のデメリットときちんと把握くして、対策を徹底する必要があるでしょう。
- 労働時間の管理・把握が困難
- 情報漏えいのリスクがある
- 副業での競業で利益相反の可能性がある
- 本業がおろそかになる
- 社員同士の関係が悪化する可能性がある
会社は、何かと理由をつけて本業のみに縛りたい意図が透けて見える…。今どき、副業禁止の会社なんて、居続けるべきか考えどころだな…
【対策】
競業にならない職種を選択する
会社に副業がバレないようにする
「企業が副業禁止にする理由」の解説と「会社にバレない方法」の詳細解説は、過去記事の項目を参考にしてください。
就業規則の副業禁止は絶対!?無視したらどうなる? 副業禁止を無視してOKな理由は... 副業禁止でもバレずに副業できる方法を教えて! 「副業を始めよう!」と思った初心者が、「会社の就業規則で副業禁止をされている」理[…]
まとめ
以上、副業のメリット・デメリットを個人と企業のそれぞれの目線で解説してきました。
個人が副業するメリット)
- 収入源が増える
- スモールビジネスの経営体験ができる
- 新しいスキルや経験が獲得できる
- 本業のパフォーマンスも上がる
- ローリスクで起業や転職の準備ができる
個人が副業するデメリット)
- 本業・副業の両立でワークライフバランスを保ちにくい
- 損失のリスクがある
-
本業の会社とのトラブルが発生する可能性がある
企業が副業解禁するメリット)
- スキルや主体性の還元を期待できる
- 企業ブランディングになる
- 優秀な人材の流出を防ぐことができる
企業が副業解禁するデメリット)
- 労働時間の管理・把握が困難
- 情報漏えいのリスクがある
- 副業での競業で利益相反の可能性がある
- 本業がおろそかになる
- 社員同士の関係が悪化する可能性がある
個人が副業するメリットがデメリットよりも圧倒的に大きく、会社にとってもメリットが多い。このことから今すぐサラリーマンを副業を始めるべきです!
現状では、副業解禁の企業は全体の25%とそう多くはありませんが、メリットが広く認知されれば、今後さらに注目が集まります。
副業することは、自身の成長や生きがいにつながり、私たちの人生や生活を豊かにしてくれます!!
ではまた!