- 40代からの起業って失敗したら人生詰むかな...
- どういう準備や心構えが必要?
- 副業でお小遣い程度は稼げるけど、独立して定年後も自力で稼ぎたい!
起業を目指す40代がネットや本で情報を探しても「失敗を前提とした若者向けの情報ばかり」となり、心が折れてしまうケースは非常に多いです。
私は2015年の40歳から、サラリーマンに加え個人事業主として開業し、今ではブログ・不動産経営・Webプログラミングを中心に合わせて月200万円を実現しています。しかし、そこに至るまでの間、たくさんの遠回りをしてきました。
この記事では、起業のイメージが沸かない人でもスタートできるよう「失敗しない起業の基本」となるたった1つの心構えと準備項目5つを解説します。
この記事を読めば「40代から起業を目指す人が起業前にすべき手順」がチェックリストで漏れなく確認できるので失敗確率を下げられます。
40代から起業を目指す人が起業前にすべき手順
【チェック2】ビジネスモデルを固める
【チェック3】足りないスキル・知識を埋める
【チェック4】経営資源を確保する
【チェック5】顧客を確保する
若者を中心に起業が増加している理由
近年、起業に関する記事や情報が多いと思いませんか?
特に20代・30代の起業意識は数年前に比べて高くなったと肌感覚で感じます。
事実、東京商工リサーチによれば、新設法人の数は2017年時点で8年連続で増加中というデータもあります。
https://www.nikkei.com/article/DGXLRSP480502_T20C18A5000000/
起業にはデメリットを伴うことは周知の事実なのに、なぜ起業に関心が高まっているのでしょう?
理由としては次のような4つの理由があると私は分析しています。
まずは現実を直視しましょう。
【理由1】起業への憧れからくる起業ブームが到来している
今、インターネットやYouTubeの普及による情報の仕入れやすさも相まって起業ブームが起きています。
特に近年の、キラキラした若い起業家のインフルエンサーらの情報発信を受け、起業を目指す20代・30代の方たちが急増していると感じます。
多くの若者がインフルエンサーから起業への影響を受ける理由)
- 会社員では考えられないほどの高収入を得ている
- 自由奔放に好きなことで稼げている
- サクセスストーリーを聞いて「自分にもできそう」という感覚になっている
現在の起業を目指す人には、ひと世代前の起業家の「多額の借金を負う経験」や「発明・ひらめきが必須」のような「起業とは特別な人が行うもの」という感覚はほぼ無く、起業を身近に感じられているのだと私は分析しています。
【理由2】起業自体のハードルが下がっている
数年前の感覚では「起業は銀行からの借り入れから」が主流でした。
しかし現代では、インターネットの普及により、Webビジネスを中心とした店舗やオフィス、商品などの実体を持たないリスクの低いビジネス形態が一般化しています。
一昔前と比べると、少なくとも開業費用の側面では起業のハードルは下がっていると言えます。
【理由3】日本経済の停滞に伴う将来への不安から
日本経済の停滞によって終身雇用の崩壊などの企業体質の変化となり、このことで「会社に自分の人生を依存しては危険だ」という考え方が常識化してきています。
その結果、「個人でお金を稼ぐ≒副業をする」という考え方が一般的になっており、その延長として起業があるのだと思います。
特に今の若者にとっては「会社から使い捨てられる」という危機感があるのではないでしょうか。
またこのような時代背景から、政府も起業・創業を支援するようになってきています。
政府広報オンライン|起業・創業を支援し日本経済を活性化!
【理由4】日本の高齢化社会による事業継承が増えている
日本での高齢化が加速していることにより、事業を継承するケースが増えています。
こちらの理由に関しては、純粋な起業とは異なりますが、私自身がこの事業継承をキッカケで開業しており、一般的にも40代になると親の世代が引退することも多いため挙げています。
【重要】40代からの起業の心得
(20代起業家との違いを認識しましょう!)
成功確率の点では40代〜50代からの起業が適齢期だと言えます。
逆の言い方をすると、40代からの起業は若くして起業する場合と比べて失敗を前提としないということです。
多くのインフルエンサーは共通して、以下のようなことを若者に向けて発信をしており、一つ一つは私も共感しています。
「失敗の過程にノウハウが詰まっているので失敗を前提としろ」
「失敗したらまたやり直せば良い」
確かに、若ければ失敗してでもやり直す機会は多いですし、「まずはやってみる」の優先度は高いかもしれません。
ただ、失敗の定義は人それぞれなので私としては言葉を鵜呑みにする前にしっかり考えてほしいのです。
アドバイスしてくれるインフルエンサーはあくまであなたにとって他人であり、あなたの失敗に責任を負ってはくれません。
失敗の中には家族・友人・恋愛・趣味・他の夢などを犠牲にする可能性があることは自覚してしておきましょう。
起業前に行いたいチェックの項目5つ
次に記す5つの事前準備チェックリストを全て満たしてから起業すると良いというのは極論ですが、少なくとも項目の認識はすべきです。
この記事を読んでいる方の中には、「いつかは起業したい」という思いを引きずったまま行動に移せずに今に至る方が多いのではないでしょうか。
起業したい理由や時期をを明確化せずに漠然と考えているだけでは同じ思考ループに戻ってしまう可能性が高いので、具体的に起業したい理由を整理し、起業する時期をスケジュールしてしまいましょう。
【チェック3】足りないスキル・知識を埋める
「何を、誰に、どのようにして売る」という仕組みを決めて、できる限りそのビジネスモデルを実行するに当たり足りないスキルや知識を埋めておきましょう。
例えば、Webを介したサービスを行うのであれば最低限のITスキルは確保し利用するサービスは確保しておくべきです。
「人・モノ・金・情報」から連想できる経営資源を用意しましょう。
挙げるとキリがないのですが、「人」であれば一緒に働く仲間・パートナーなどで、「モノ」であれば、PCなどの環境などです。
起業前にできる限りに多くの顧客を抑えておきましょう。
特に最初の起業したての頃は不安と焦りがあるので、精神衛生的な意味でも是が非でも確保しておくべきと考えます。
SNSで多くのフォロワーを作っておいたり、異業種交流会などで繋がりを作っておくことが有効な手段です。
40代からの起業のメリット・デメリット
会社員として充分キャリアを積んでいる40代以上の方々が今から起業・独立をしたい場合、20代と同じようにはいきません。
逆に、20代と同じような戦略をとることは40代の強みが活かせずにもったいないです。
世代に関係なく起業に必要な要素)
- 行動力
- コミュニケーション能力
- 人脈
- そのビジネス分野での専門的な知識
- メンタルのタフさ
- 経営者としてのマネジメント能力(タスク管理、時間管理など)
こちらの起業に必要な要素以外に、20代からの起業と比べた場合のメリット・デメリットの視点で挙げてみます。
40代からの起業のメリット
やはり、40代から起業するメリットとしては、総じて言うと経験が信頼に変わりやすい点と思います。
資金面で有利
資金に余裕があり銀行から受ける融資を最小化できます。
高融資を受ける場合であっても社会的信用は高いので審査に通りやすいでしょう。
社会人としての経験が活きる
事業計画の立案、他者・他社との折衝、精算処理などの事務処理など今までの経験は確実に活かせるでしょう。
そのことは直接的に業務効率にもつながるため、社会人経験が浅い人に比べてスタートダッシュをかけらます。
ビジネス交渉に有利
自分が扱うビジネスによりますが、一般的には取引先の決裁者はある程度のベテランで年配であるケースが多いでしょう。
その場合、年配者から見る20代の意見と40代の意見でどちらが信用を得られやすいかという話です。
40代からの起業のデメリット
端的に言うと失敗しずらい点がデメリットになると考えます。
守るべきものが多く、再就職が難しいというプレッシャーがある
年齢が上がると家族などの守るべきものも多くなります。
さらに再就職が難しいという事実が、「失敗が許されない」というプレッシャーに変わり、勇気を持った一歩が踏み出せなくなるケースがあるのです。
無謀と勇気は紙一重ではありますが、全く別物です。
限られた条件の中で充分に準備をしたのであれば、それは無謀ではないので勇気を持って判断を下す必要があります。
プライドが判断の邪魔をしがち
社会人経験の中で一定の地位を確立し、やりがいのある業務を任せられてきたというプライドが逆に足かせになり、判断を鈍らせてしまう可能性があります。
成功体験はドブに捨てて、一からキャリアを築くという意識を持つことからはじめましょう。
まとめ
40代からの起業における心得としては、
であり、起業する前にチェックすして抑えておくべき項目は以下の5つであると解説をしました。
【チェック2】ビジネスモデルを固める
【チェック3】足りないスキル・知識を埋める
【チェック4】経営資源を確保する
【チェック5】顧客を確保する
つまり、40代からの起業は一般的に守るべきものが多いため、20代が行うような「退路を断つ」というやり方はオススメできません。
逆に「周囲に迷惑がかかることがない」と言い切れる人であれば、20代からの起業の場合と同様にチャレンジを優先して失敗前提で起業してみても良いでしょう。
本サイトでは、起業や個人事業主(フリーランス)として独立したい人をターゲットに役立つ情報をこれからも発信いきます。
ではまた!
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