「会社の飲み会に行きたくない」「会社の飲み会の断り方を教えて」という方のために、本日は「会社の飲み会への向き合い方」をテーマにします。私の20年間のサラリーマン生活の実体験から、みなさん自身の飲み会のスタンスに対するひとつの明確な答えを出します。
ちなみに私自身も「飲み会、嫌だなー」と思いながらも無駄な飲み会に参加し続けてきました。そして、部下を抱える管理職になった今は、飲み会を主催する機会も増えています。よって、参加する側 と 主催する側 の両方の視点でこのテーマを掘り下げます。
ちなみに、ここで定義する飲み会とは会社主催の大勢(7,8人以上)の飲み会のことです。私個人的には少数の飲み会は好んで行きます。
【飲み会へのスタンスへの結論】『自分のビジネス(副業)をはじめて、心のままに従う』
飲み会を断ると印象が悪いという気負いから、断りきれずに仕方なく行くことを繰り返していませんか?実際に私はそうでした。それは言い換えると、会社に依存しているために、プライベートまで会社に支配されている状態です。
そういう人にオススメなのは、「自分のビジネス(副業)をはじめる」ということです。自分のビジネスを持つと「生産性の無い時間は避けたい」という気持ちが自然と生まれるためです。それは、決められた労働をすれば一定の給料が約束される会社員とは異なり、1分1秒の努力がダイレクトに自分のお金に変わるからです。
そうなると、今までは飲み会に誘われたら断る理由を探していたところを、明確な断る理由がすでにあるので、断るスタンスがブレなくなります。
そして、その心のままに従うための行動のフレームワークとして「3つの鉄の掟」を用意しました。解説は後半で行います。
【鉄の掟2】5秒で決断する
【鉄の掟3】飲み会に行かないキャラを確立する
そもそも、みんなが会社の飲み会に行きたいのか?
周囲の声を独断と偏見で集計してみると、次の構成比になる思います。
- 【1割】飲み会どんどんやろう派
- 【3割】嫌いじゃないので誘われたら行く派
- 【6割】飲み会嫌い派
今回の記事は、この「飲み会嫌い派」のうち次の人を対象としています。
会社はクリーンで良質な人が多く、セクハラや小言もまあ少ない。
それでも「会社の飲み会はきつい!」という人。
そもそも酒が嫌い、お金がない、会社外で会社の人と話すつもりはないという人はもう答えが出ているので迷わないのですよね(笑)
飲みニケーションは幻想
飲み会でコミュニケーションの向上ができるのは、元々そういうコミュニケーション能力の高い人同士です。行きたくない人まで無理やり巻き込んで開催した飲み会はむしろ逆効果になりかねません。
「飲み会=コミュニケーションの場=良いもの」という固定観念は間違っています。私も今回分析で飲み会の悪い瞬間を改めて思い出し、考え方が凝り固まっていたと反省しました。
飲み会に行きたくない人の気持ちを分かっているはずの私でさえも、いざ主催者側になると不参加者に対して、「付き合い悪いな」となってしまっていました。
とは言え、飲み会がきっかけで関係を構築できたり、人生の救いになる言葉をもらえたりするケースもあります。「絶対に行かない!」と決め打ちにするのもそれはそれで機会を失いかねないので、そのような短絡的な解決策にならないようにします。
会社の飲み会の良いところ悪いところ
私の実体験から、飲み会に参加して「価値があった、良い話が聞けた。次の日の活力になる。」というケースも多々あります。ただ、この良いケースにハマるのは控えめに言って全体の10%に満たない程度です。
むしろ、思い出すだけで凹むケースのほうが多いです。思い出される飲み会のシーンを悪い瞬間、良い瞬間で切り取って考察してみます。
嫌な瞬間あるある
嫌な瞬間を挙げてみたら、止まらないほどに出てきました。逆に言うと、参加する場合は、周囲の人がこう感じないように飲み会をプロデュースしてあげる必要がありますね。
- 会話についていけずにポツーンとなる瞬間
- 座席フォーメーションを見て「終わった」と思う瞬間
- 最後の一言や一人一言が回ってきた瞬間
- これいつ終わるの...と感じた瞬間
- ノリでいらないことを言ってしまったと気付いた瞬間
- 謎の席替えが自然発生して取り残される瞬間
- 誰かの熱い語りの果に口論のようになり、気まずい雰囲気になった瞬間
- 盛り上がっている話題が1ミリも面白くないと思っている瞬間
- 愛想笑いが虚しくなる瞬間
- シメの一本締め、もしくは三・三・七拍子を恥ずかしいと思う瞬間
- 二次会に行きそうな雰囲気のときにそっと帰る瞬間
こう考えると、なんで今までこんな辛い思いをしてまで参加していたのかわからなくなってきました。
楽しい瞬間あるある
楽しい瞬間にあたるケースはめったにありませんが、もしあたったらとても価値のあるものです。
- 自分に価値ある話を深堀りできた瞬間
- 飲み会ならではの貴重な裏話を聞けた瞬間
- 自分の秘めた思いが引き出されて誰かに伝えられた瞬間
- 日常では仲良くなれない人の関係が深まった瞬間
今後は、3つの鉄の掟でブレずにスタンスを貫く
これらのことから、圧倒的に「行って良かった飲み会」にあたることは少ないと言えます。そしてこの良い飲み会にあたるかどうかは参加前からある程度は読めることが、冷静に考えて分かりました。
今後、以下の3つの鉄の掟に従い、ブレずに行きましょう!
【鉄の掟1】参加するパターンを厳選
自身のルールとして、参加するパターンを厳選してしまいましょう。私の場合は以下の2パターンにしました。
- 心からお世話になった人の慰労会
- 少人数で密な話ができる飲み会
【鉄の掟2】5秒で決断する
5秒考えて「行きたい」と思わない場合は即決で断りましょう。人は好かれたい病に取り憑かれています。日頃から好意を受け取っていると断りづらいものです。しかし、そこは自分自身のために強い意志を持ちましょう。
【鉄の掟3】飲み会に行かないキャラを確立する
日頃からこの頑固さを理解してもらうために「飲み会に行かないキャラ」を確立することが大切です。まずは参加する飲み会を厳選するところからはじまり、参加回数を絞っていきましょう。
以上、飲み会をだいぶ否定するような内容になってしまいました。
しかし、全く飲み会に行かないのはそれはそれで新たな気付きや機会を失いかねません。人生は有限です。価値ある飲み会にあたる確率を上げて、自分の意志で行動を取捨選択できることが理想ではないでしょうか。
そのためにも、「3つの鉄の掟」を基本的な考え方とし、「自分のビジネスを持ち、心のままに従う」ことで自然と良い選択ができるようになると信じています。
では、また!