- 副業社員・副業プロという名の新しい働き方とは?
- 派遣社員やクラウドソーシングと何が違う?
- どうやったら副業社員になれる?
サラリーマンとしてスキルがあるあなたが、クラウドソーシングの一択で副業案件を決めてしまうと、価値の低い労働で貴重な人生の時間を消耗してしまう場合があります。
私は2015年から個人事業主として副業をはじめ、今ではブログ運営・不動産経営・Webプログラミングなど本業と合わせて月200万以上の安定収入を得ています。20年以上のサラリーマン経験と副業経験の中で多くの失敗もしてきました。
この記事では、この『大副業時代』で注目の『副業社員(副業プロ)』という新しい働き方とは何か?、また働く方法について解説します。
この記事を読むことで、自分のペースで在宅でもお金も稼げて、スキルもグングン上がる最高に効率の良い働き方ができるようになります。
副業社員(副業プロ)とは『プロの助っ人』である
副業社員とは、他企業と委託契約して重要な戦力として働く『プロの助っ人』です。クラウドソーシングよりもっと価値のある仕事ができる上位版と考えたらわかりやすいかもしれません。
『本業も頑張りたい』と思うあなたにとって、次の三拍子を兼ね備えた最強の働き方です。
- 働き方が選べる
- スキルUPできる
- 収入が良い
副業社員は理想の働き方ができる!
副業社員であれば理想の働き方ができます。
それは、副業社員は良くも悪くも相手先企業から『副業であることを前提』として雇われているためです。
企業側は『貴重なあなたのスキルを効果的に使いたい』と考えています。そのため、無駄な会議・通勤などを省略してもっとミッションに注力してもらいたいのです。
つまり、短時間でリモートを前提とした密度の濃い理想的な働き方ができるのです。
副業社員の働き方の例
例1) 週2日 平日/1回1.5時間/3ヶ月契約/リモートワーク
例2) 週1回 土曜/1回3〜4時間/6ヶ月契約/在宅勤務
副業社員は価値あるタスクに従事できる!
副業社員であれば、あなたのスキルが最大限に活かせる価値あるタスクに従事できる可能性が高いです。
価値あるタスクとは、次のような『重要度が高く・緊急度が低いタスク』のこと。
- 実現できるかわからないが、実現できたら効果の高い工夫の余地のあるタスク
- 自分のスキルUP余地のあるタスク
- 期限が緩めの急ぎではないタスク
もう少し具体的には、『突発的に発生する雑務ではなく』『残業になりづらい』、次のようなものが副業社員が充てられやすい業務です。
副業社員に期待される業務の例)
- 経験や知見を求められるコンサルティング業務
- 調査や研究などの挑戦要素のある業務
- 時間がなくて手つかずの専門性を必要とする業務改善の業務
一方、正社員や派遣社員のように日中、定常的に従事していることを前提としているタスクは副業社員は対象外となります。
副業社員がやらない業務の例)
- 顧客への納期が厳しい業務
- 顧客からの要求がコロコロ変わる柔軟性が求められる業務
- 多くの時間と労力を必要とする業務
- 日中の瞬発的な対応を前提とする業務(営業・顧客サポートなど)
派遣社員やクラウドソーシングとの違い
副業社員と他の働き方(正社員、派遣・フリーランス、クラウドソーシング)との比較をしてみました。
あくまで一般的な傾向であって、例外もある点はご了承ください。
副業社員 |
正社員 |
派遣・フリーランス |
クラウドソーシング |
|
仕事の質 |
◯ |
◯ |
△ |
✕ |
稼働場所 |
リモート |
出勤 |
出勤 |
リモート |
稼働時間 |
稼働日 |
週1,2日 |
ほぼ稼働日 |
ー |
稼働時間帯 |
平日夜 or 土日 |
平日の日中 |
ほぼ平日の日中 |
ー |
契約期間 |
3ヶ月~6ヶ月 |
ー |
3ヶ月~数年 |
単発 |
契約形態 |
プロセス型 |
ー |
プロセス型 |
成果型 |
採用難易度 |
低い |
高い |
少し高い |
低い |
※ プロセス型 … 期間で働くこと
副業社員と派遣社員・クラウドソーシングとの違い
派遣・フリーランス: やりたくない(雑務・緊急性が要する残業が発生しそうな)タスクをお願いされやすい
副業社員: ミッションが明確で働く時間が決められているため雑務はお願いされづらい
クラウドソーシングとの違い
クラウドソーシング: 作業単位の単発契約(主に成果型)
副業社員: 目標単位の中長期的な契約(主にプロセス型)
サラリーマンが副業社員になるメリット・デメリット
先述の通り企業からは、副業社員は副業であることを認知され、スキルを期待された状態で働くことになります。
一方、働く側からしても、収入・スキル獲得・働きやすさの三点でメリットのある非常に魅力的な働き方です。
【副業社員(副業プロ)のメリット】
- 時給が高い(2000円〜5000円)
- 本業のスキルが最大限に活かせる
- 他社文化に触れられる貴重な経験ができる
- 柔軟な働き方ができる(例えば、週1回だけ働くなど)
しかしメリットも多い一方で、それなりに高いスキルが求められるため、理想の仕事に採用されるまでのハードルも高いという現実もあります。
【副業社員(副業プロ)のデメリット】
- フロー型ビジネスの時間給型である(ただし、バイトと違い効率は良い)
- 案件探しに苦労する
企業にとっても、意欲ある優秀な人材を必要なときに必要なだけ低コストでリスク無く採用できる!
副業社員になる方法【3ステップ】
『実際に副業社員として働いてみたい』と思った方は、次のステップで進めます。
- 自分のスキル活かせる職種を決める
- 紹介サービスへアクセス+会員登録+案件申し込み
- 面接・マッチング
①自分のスキル活かせる職種を決める
自分の持っているスキルから実際に副業社員として働く職種を決めておきましょう。
次のような職種は案件が多めです。
- エンジニア
- マーケター
- デザイナー
- 人事
- 広報・PR
- 制作・ライター
②紹介サービスへアクセス+会員登録+案件申し込み
副業としての採用を仲介する紹介サービスのサイトには次のようなものがあります。
✔ プログラマー・Webサービス・ライターなど全般
- Another works
-
Findy Freelance | ファインディフリーランス|リモート勤務OK・高単価案件の紹介サービス
✔ マーケティング
✔ 人事・採用
✔ 経理
③面接・マッチング
案件先の企業の採用方針や副業サイトの方針によって多少は変わりますが、大枠は次の選考スケジュールで進みます。
- Step1エントリー
『業務内容・必要条件・歓迎条件・待遇』をよく確認し、自分に適した案件にエントリーします。
- Step2課題テスト選考
会社によっては、スキルを測定するための課題テストが発生する場合があります
- Step3ヒアリングシート提出
会社によっては、ヒアリングシートの記入を求められます
- Step41次面接
面接は一般的に対面式ではなくWEB面接です。会社によります。
- Step5最終面接
会社によっては、2次面接や最終面接がある場合があります。
- Step6採用結果の連絡
最終面接から約1週間以内に採用結果の連絡を受けます。
職務経歴書・スキルシートの書き方については、次の記事で解説しています。
スキルシートに何をどう書いたら良いかわからない! 採用者はスキルシートのどのポイントを見ているの? 選考で落ちないスキルシートの書き方を教えて! あなたのフリーランスエンジニアとしてのスキルが企業が求めるレベルに達[…]
面接・面談の対策については、次の記事で解説しています。
採用者の目線でのエンジニア面接の攻略法が知りたい! 面談での話が噛み合わず、なかなかフリーランス案件に採用されない 条件交渉ができずに、いつも企業の「いいなり」になってしまう… ハイスキルなフリーランスエンジニアで[…]
まとめ
以上、派遣契約やクラウドソーシングなどと代わる新しい働き方『副業社員(副業プロ)』について解説しました。
副業社員(副業プロ)とは企業にとっては、『プロの助っ人』であり高いスキルが求められます。副業であることが認知されているため、理想の働き方ができて、価値あるタスクに従事できるという点が最大のメリットです。
本業に悪影響なくスキルUPしながら、タイムリーに高額なお金を稼げるという点で、うまくハマった場合はこれ以上に効率の良い副業形態は無いのではないでしょうか。
以上、今後の副業選びの参考になれたら幸いです。
ではまた!