- 自力で帳簿や確定申告したけど挫折…
- 多少のお金はかかってもカンタンで正確な会計処理と確定申告をしたい!
- 会計ソフトはいろいろできすぎて自分には過剰スペックかな…
副業でお金を稼ぐようになると確定申告が必要です。収益につながる副業に一点集中したい人にとって、特に収益を生まないこの会計処理と確定申告処理はかなり憂鬱な作業です。
私は個人事業主として計7回の確定申告を経験しています。最初は自力で頑張ったけどかなり遠回りしました…
そこでこの記事では、副業の初心者でもカンタンに『確実な確定申告』と『お金の流れの把握』を両立できるようになる方法を紹介します。
この記事を読めば、あなたの今年の確定申告は超時短になり、本業と副業に集中できます!
【結論】様々な確定申告方法に対するベスト解はこれだ!
帳簿+決算書までfreeeで作成し、確定申告のみを税理士で最終チェック
※ 総費用は8万円前後(うちfreeeは年間で1万円強 ※個人事業主)
» 会計ソフト『freee(フリー)』を無料で始める
〜30日間の無料お試し期間後も月額わずか980円〜
自力?税理士?帳簿処理の方法を比較!
確定申告に必要な日々の帳簿処理を自力でやるべきか、税理士に任せるべきか徹底比較しました。
会計処理 | 労力 | 費用(/年間) | 間違いや手戻りのリスク | 会計知識や お金の流れの把握 |
取引数 |
手書きorエクセル | 複雑で面倒 | 0円 | リスク高 | △ | 〜100件くらい? |
会計ソフトを使用 | エクセルよりはだいぶラク | 1万円くらい (クラウド型) |
リスク中 | ◎ | 多く処理できる |
税理士に丸投げ | 超絶ラク | 10万円〜30万円 | リスク小 | × | 多く処理できる |
『会計ソフトを使用』だけでは知識不足で詰む
会計ソフトだけで自力で年度末の集計をしようとすると、「この勘定科目で良いのかな?」「これは経費かな?」など悩みが耐えません。
年度末の青色申告の際に必要な決算書(損益計算書や貸借対照表)と帳簿(仕訳帳や総勘定元帳など)の数字確認で詰むことも多く、そこからさらに正確な確定申告をするには知識と慣れが必要。
多くの会計ソフトは無料での問い合わせは可能ですが、そもそも初心者は「何を聞いていいかわからない」「その手間が惜しい」でしょう。
『税理士に丸投げ』では知識やお金の流れが把握できない
「税理士に丸投げ」は費用がかかるだけではなく、自分のビジネスのお金の流れも把握できなくなってしまうデメリットがあります。
副業(≒自分のビジネス)においてお金の流れを把握することやお金に関する知識をつけていくことは必須です。
【結論】『帳簿まで会計ソフト、税理士に確定申告を依頼』がベスト!
以上のことから、『帳簿+決算書まで会計ソフトで作成し、確定申告のみを税理士で最終チェック』というやり方がベストです。
決算書まで自作できていればある程度は、自分で年間の収益を把握できていますし、それ以降の確定申告のみを税理士にお願いすれば良いので費用もだいぶ抑えられます。
白色申告は..
帳簿記帳義務はあるがシンプルで簡単。
特別控除は受けられない。
▶ 小規模運営の個人事業主にオススメ
青色申告は...
複式簿記が必要。
65万円の特別控除がある。
▶ 中規模の個人事業主にオススメ
確定申告に会計ソフトが必要な理由
国税庁のデータでは、所得が150万円くらいになると青色申告が半数を超えるそうです。しかし、仮に白色申告で所得150万円(実質の手取りが月10万円以下)であっても、今すぐエクセル管理などはやめて会計ソフトを導入するべきです。
会計ソフトを採用する理由
会計ソフトを使うと会計知識が無くても簡単に帳簿の記帳ができるようになります。また、会計ソフトのデータベース上に自身の会計取引の履歴を全て残すせるため、後からでも自由にデータを統計できます。そして財務分析やお金の流れがしっかり掌握できるという点も見逃せません。
手書きやエクセル管理の限界
基本的には手書きやエクセルでは、「現金出納帳(お金の出入り)」の単式簿記くらいしか扱えないと思ってください。その現金出納帳ですら、取引数が増えるとコピペでマクロがずれたりしてメンテナンスは大変になります。
ましてや、青色申告に必要な帳簿(仕訳帳、総勘定元帳など)を作ろうとすると更に複雑なエクセル関数やマクロが必要になり、もはやコントロール不可となります。
会計ソフトを導入すべきタイミング
会計ソフトを導入すべきタイミングは、確定申告が必要となった時からすぐです。仮に税理士に丸投げするケースであっても、現金出納帳だけ記録する白色申告であってもです。それくらい費用対効果は大きいと思います。
オススメの会計ソフトはfreee
会計ソフトにはクラウド型とインストール型の2種類があります。このサイトを見ているようなITリテラシーが高い方が今から会計をはじめるのであればクラウド型を選択しておけば間違いありません。
そして、クラウド型であれば freee(フリー)と マネーフォワード クラウド(MFクラウド)が有名です。私はfreee(フリー)で「個人事業主 スタータープラン」を約5年間使用していることもあり、特に問題もないのでオススメしています。オススメの理由は、より初心者向きという点とスマホアプリとの連携が強いからです。このあたりはお好みかとは思いますので、ぜひご自身で試してから採用いただければと思います。正直、金額もできることもそんなに大差はありません。
クラウド型のメリット・デメリット
クラウド型がオススメな理由は、以下のメリットを見ていただければ一目瞭然かと思いますので、デメリットである「遅さ」を許容できるのであれば問題ないでしょう。
■クラウド型のメリット
- ネット経由でどのデバイスからでも作業ができ、複数人で共有しやすい
- 銀行口座やカード明細などから取引データを取り込める
- バージョンアップが不要
- WindowsとMacのどちらでも使える
- 自動的にデータがバックアップされる
■クラウド型のデメリット
- ネット経由のため、ページが重くサクサク作業が進まないことがある
確定申告に税理士が必要な理由
税理士に頼むメリット・デメリット
自身の業務内容や前提知識によってさまざまです。一般的には以下のような点がメリット・デメリットがありますが、初心者には特にメリットが大きいと考えます。
■税理士に頼むメリット
- 正しい納税とそれによる安心感が得られる
- 面倒な業務を代行してくれる
- 税務処理での不明点を調べる手間が省ける
- 専門家の意見を聞けることで自身の会計知識が上がる
■税理士に頼むデメリット
- 税理士費用がかかる
- 情報の受け渡しが逆に負荷になる場合がある
税理士に依頼する業務内容
税理士に依頼する業務は大きく以下の4つに分類されます。これらのうち必要なぶんだけお願いするというかたちで良いでしょう。
- 簿記(仕訳と決算書): 2万円前後[/月]
- 年末調整:従業員1人につき2000円前後
- 確定申告:7万円前後
- 通常業務の税金の相談:いわゆる顧問契約になり内容による
まとめ
「自身の会計ソフトだけで確定申告が可能か」の結論は、ご自身の状況や予算、作業時間によって異なります。
簿記や税務の知識は必要になりますが、クラウド型会計ソフトを使いこなせるようになって、正しく確定申告書が作れるようになれば、基本的に税理士は不要になります。
しかしある程度、会計処理に慣れるまではお金がかかっても以下のスタンスで進めることをオススメします。「税理士費用分は自分で稼ぐ」くらいの気持ちがまずは必要ではないでしょうか。
帳簿+決算書までfreeeで作成し、確定申告のみを税理士で最終チェック
※ 総費用は8万円前後(うちfreeeは年間で1万円強 ※個人事業主)
では!