デザインが苦手でもすぐできる名刺の作り方【個人事業主(フリーランス)必見】

個人事業主(フリーランス)、または副業をして生きていくことを決めた日から、自分自身をブランディングをしていくことになります。今まで働いていた会社の看板を外し、後ろ盾が無くなるあなたは何者でもないただの一人の人になるのです。

【結論】個人でお金を稼ぐ人にとって「名刺」は自分を知ってもらうための非常に重要なビジネスツールである。
シンジ
私は約5年、個人事業主をやっていますが、最初の数年間は「名刺なし」でやり過ごしてました。
もったいないことをしたと後悔してます。そんな失敗をみなさんにさせないためにも「名刺が必要な理由、名刺の情報やデザイン、名刺を作る方法」についてお話します。

個人事業主(フリーランス)が名刺を持つ理由

名刺を使うシチュエーションは多様

サラリーマンとして働いているときよりも、個人で活動しているときのほうが名刺を使うシチュエーションは多様であると感じます。大きな会社に属しているとその会社の事業内容を知っていればある程度はあなたが何をする人かはわかりますが、個人で動いている場合はそうもいきません。個人で働く場合は名刺に対する重みが違うのです。

  • セミナーやワークショップなど大勢が集まるような場所
  • 知人や顧客からの紹介で新しい顧客との商談
  • SNSやオンラインサロンなどの交流会

名刺で人脈形成、見込み客を拡大できる

名刺を活用することで、人脈形成や見込み客の拡大につながります個人でお金を稼ぐようになって、最初の壁は「営業の難しさ」です。何もしなくて仕事を獲得できるほどの実績や知名度があれば別ですが、多くの場合はそうではありません。

  • 自己紹介
  • 人脈形成
  • 顧客獲得

個人事業主(フリーランス)の名刺の情報・デザイン

名刺表

名刺に載せる情報

名刺に載せる情報の候補としては次のようなものがあります。名刺を使う用途によってこれらの情報を使い分けると良いでしょう。また仕事とは関係ないSNSアカウントやURLは載せないほうが無難です。

  • 屋号・肩書 ★検討ポイント1
  • 名前(+ふりがな or +英語表記)
  • 電話番号・住所 ★検討ポイント2
  • WebサイトやブログのURL
  • SNSアカウント
  • サービス内容・自分のポートフォリオ ★検討ポイント3
  • 顔写真・イラストなど

【検討ポイント1】屋号・肩書

屋号名である程度何をするかが分かるのであれば屋号の記載だけでOKです。そうでなければ、肩書も必ず書きましょう!肩書を書くことは「あなたが何者なのか」「何ができるのか」を示す最重要なポイントと言えます。

例えば「デザイナー」など肩書を名乗るのに抵抗をもつ人もいるとは思いますが、気にしてはいけません。嘘はいけませんが、少なくともその業種でビジネスをしようと思っているのであれば「肩書は後からついてくる」くらいの気持ちで載せていきましょう。

  • フリーライター
  • カメラマン
  • WEBデザイナー/WEBライター
  • プログラマ/エンジニア
  • デザイナー
  • ファイナンシャルプランナー
  • 弁護士/弁理士/税理士/司法書士 ...etc

一応、上記だけでも良いのですが、次のようにもっと砕けた肩書でインパクトをもたせたほうが効果的です。

  • 最高の笑顔を撮る専門のカメラマン
  • 企画構想からローンチ、保守までできるプログラマ
  • 年間受講者数1000人以上の公園を行う公演家

【検討ポイント2】電話番号・住所

電話番号・住所が記載されている名刺は信頼度が上がります。特に店舗や事務所を持っている人は記載は必須です。しかし、特に住所などは不特定多数の人に知られるのには抵抗がある方も多いと思いますので、以下の中から決めましょう。

  • 住所を普通に載せる
  • 住所や電話番号はあえて載せない
  • 複数の名刺パターンを用意して住所あり・なしを相手に応じて使い分ける
  • レンタルオフィスやバーチャルオフィスの住所を載せる

【検討ポイント3】サービス内容・自分のポートフォリオ

名刺裏

自分のPRポイントをどこまで書くかも判断が分かれるところです。肩書だけでは説明しきれないようなスキルや経験を持っている場合は、書いておく価値はあると考えます。というのも最近はひとつの専門性だけを持つ人よりも「パラレルワーカー」「複業」「マルチスキル」などの言葉にあるように複数の専門性を合わせ持つ人の方が価値があるからです。

一方で、渡す相手によって、あまり関係ないことを書きすぎても伝えるべき情報が薄れてしまい、逆にインパクトが弱くなってしまいます。

名刺のデザイン

全てをデザイナーに丸投げであれば良いですが、印刷は業者に発注してもデザイン自体は自作するケースは多いです。デザインは相手にインパクトを与える非常に重要な要素になります。シロウトでも最低限のデザインがわかる記事があるのでご参照ください。

尚、名刺のサイズは91mm × 55mmが一般的です。最近は一回り小ぶりな3.5inch × 2inch(89mm × 51mm)の「欧米名刺」も人気です。

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個人事業主(フリーランス)の名刺の作り方

手段としては以下の方法があります。はじめは「印刷のみ業者に依頼(ネット印刷サイト)」がおすすめです。

全部自分で作る

全部自分で作るとコストが一番安くあがりますが、よほどデザインが好きではない限りオススメはしません。家の印刷のクオリティに限界があるからです。

印刷のみ業者に依頼(ネット印刷サイト)

デザインまでは自分で考えて印刷のみを業者に依頼する方法は、コストも100枚で1500円〜3000円程度とリーズナブルで、高品質な印刷の恩恵を受けられるため、一番のオススメ方法です。デザインが苦手という人は各サイトにデザインテンプレートがあるので、そちらを使うと良いでしょう。

一応、ネット印刷サイトの候補を挙げておきましたが、価格やサービスなど微差なのでどれでも良いです。私はラクスルで発注しました。

デザインから印刷まで全てを業者に依頼

最後はデザイナーに依頼をするという方法です。依頼先によってコストにだいぶ幅(5000円〜3万円くらい)があります。クオリティを重視したい方、全く自分にデザインの自身が無いのであればオススメ対象となります。

全てを丸投げする場合はラクで良いですが、ある程度は完成イメージを相手に伝えると思うので、実はネット印刷するケースと手間としては変わらない可能性があります。あと、個人でお金を稼ぎ始めたばかりの方は自分のビジネスの型が決まっていないケースが多いため、頻繁に名刺内容を変更したくなります。そうなると、わざわざデザイナーに発注するのも手間なので考えどころです。

デザイナーへの発注であればココナラ などを活用されると良いです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。繰り返しになりますが、個人事業主(フリーランス)として仕事をしていくのであれば、名刺がとても役に立ちます。特に私のように会社員を経験してきた人にとっては、名刺交換はひとつの儀式のように考えてしまいがちで、実際にもらった名刺を後で見返すようなことはかなり少なかったです。しかし、個人で稼ぐ場合は名刺を見る側にとってその人が何をしているのかを知り、記憶ではなく記録に残す有効な手段と言えます。

名刺作成にあたり、本記事がお役に立てれば幸いです。

ではまた!

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