フリーランスにも福利厚生を!おすすめサービス4選【ITエンジニア向け】

  • フリーランスは仕事の事故や納品トラブルの賠償リスクをどうしている?
  • フリーランスはケガや病気で稼げなくなったら人生終了…!?
  • ITフリーランスが使えるおすすめの福利厚生サービスを教えて!

フリーのITエンジニアが順調に働けているうちは全く問題ありませんが、仕事上の事故や納品トラブル、自身や家族のケガや病気で働けなくなるといったリスクを絶対に考えておくべきです。

私は本業のエンジニア業に加え、副業でブログ・Web開発・不動産など複収入を確立している個人事業主です。エンジニア視点と管理職の採用視点の計20年間の経験値から、フリーランスエンジニア業界を徹底分析します。

そこでこの記事では、フリーのITエンジニアにおすすめできる福利厚生サービスを紹介を紹介します。

この記事を参考にすれば、フリーランスの「賠償リスク」と「無収入リスク」の対策ができて、正社員並みの福利厚生を持ちながら安心なフリーランス生活が送れるようになります

 

フリーランスエンジニアが福利厚生を受けるには?

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この章では、福利厚生の無いフリーエンジニアがどう対応するべきかを掘り下げます。

【事実】フリーランスには福利厚生の制度が無い

フリーランスには、多くの会社が制度化している福利厚生がありません。トラブル無く健康で働けるうちは良いですが、いざというときに会社に守ってもらえないことは大きなデメリットでしょう。

福利厚生は「法定福利」と「法定外福利」の2つに大別されます。

 法定福利
社会保険(雇用保険、健康保険、介護保険、労災保険、厚生年金保険)と子ども・子育て拠出金が該当。
企業が従業員に対して費用負担することを義務付けられている社会保障制度のこと。

 法定外福利
(自社提供による)
住宅手当/家賃補助・家族手当・健康診断・慶弔金・財形貯蓄制度・教育支援・文化/体育/レクリエーション ...etc 会社特有の制度。
(外部サービスによる)
スポーツジム/レジャーの利用割引・育児/介護・エンタメ・オフィス設備・社員食堂 ...etc 会社が外部サービスと連携して社員に提供しているサービス。

 

次のデータは、企業が従業員1人に対して支払っている福利厚生費の内訳です。会社員からフリーランスになると、この恩恵を受けられないので注意が必要です。

企業が従業員1人に支払っている福利厚生費の内訳(合計:113,557円/月)
・法定福利費:88,188円/月
・法定外福利費:25,369円/月

» 参考|経団連 第63回福利厚生費調査結果報告(2018年4月~2019年3月)

 

福利厚生の有無の他にも会社員とフリーランスとの違いは複数あります。次の記事を参考にしてみて下さい。

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【結論】フリーランスエンジニアは福利厚生サービスを活用すべき

フリーエンジニアが福利厚生を受けたい場合は、福利厚生サービスを使うことをおすすめします。

自力でやろうとすると、前章で解説した法定福利・法定外福利の各種機関やサービスに対して、一つ一つを調べて選ぶ労力と自己出費の2重のデメリットを伴うためです。

更にフリーランスは、仕事上の事故・納品トラブル・自身や家族のケガや病気で働けなくなる ...etc 各リスクに対する備えも必要になるでしょう。

そのため現実的には、以降に紹介する福利厚生サービスの活用が効果的なのです。法定外福利の解決が主になりますが、他にも損害賠償や所得補償もサポートしてくれたり、税務や法務の相談もできたりできるサービスもあります。

 

シンジ

福利厚生サービスと連携したり独自サービスを持つエージェントもあるので、福利厚生に強いエージェントを使う手段もおすすめ

 

フリーランスエンジニアにおすすめの福利厚生サービス4選+α

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フリーエンジニアにおすすめの福利厚生サービスを紹介します。

  • 【おすすめ1】フリーナンス(FREENANCE)
  • 【おすすめ2】フリーランス協会
  • 【おすすめ3】クラブオフ(Club Off)
  • 【おすすめ4】CLUB CCI
  • 【補足1】ベネフィット・ステーションプライベート
  • 【補足2】フリーランストータルサポート:ランサーズ
  • 【補足3】フリーランスライフサポート:クラウドワークス

 

【補足2】【補足3】は一定のクラウドソーシングのサービスを活用している人であれば無料で使えるサービスであるため紹介していますが、あまりおすすめしていません。

理由は、フリーエンジニアがクラウドソーシングでお金を稼ぐことをおすすめしていないため。その詳細記事はこちらです。

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【おすすめ1】フリーナンス(FREENANCE)

フリーナンス

フリーナンスは、GMOクリエイターズネットワークが2018年10月にローンチした、フリーランス向け収納代行・即日払いのサービスです。

フリーナンスの主なサービスは次。「即日払い」と「あんしん補償」は無料で口座開設するだけで利用できます。

 即日払い
請求書を申請したタイミングで即日支払いがもらえるサービス。クライアントによる支払いのばらつきが大きい課題を解決。
 あんしん補償
損害賠償保険。仕事中の事故や納品トラブルの課題を解決。
 あんしん補償プラス(任意)
1年間の所得補償が60%割引で貫入できる。 ケガや病気で働けなくなった
際の無収入リスクを解決できる。

 

フリーランスの賠償リスク(必須)や働けなくなるリスク(任意)の補償を受けつつ、即日支払いの安心感を持ちたいという人におすすめ。

» 無料登録|FREENANCEの無料口座開設はこちら

 

【おすすめ2】フリーランス協会

フリーランス協会

プロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会は、フリーランスによるフリーランスのための、インフラ&コミュニティです。

有料会員(年会費10,000円)になると次のような安心・安全のサービスを享受できます。

 賠償責任補償

著作権侵害・情報漏洩・納期トラブルなど賠償リスクに備えられる。一般会員だけでなく、発注主も補償対象となる。
 福利厚生サービス「WELBOX」
健康診断・人間ドックの割引・eラーニング・育児支援・税務/法務の相談 ...etcの他、レジャー・旅行・グルメ ...etc 外部サービスによる特典も多数。
 所得補償制度(任意)
ケガや病気で働けなくなった際の所得補償。一般会員なら44%割引で加入できる。

 

フリーランスの賠償リスク(必須)や働けなくなるリスク(任意)の補償を受けつつ、会社員並みの法定外の福利厚生を受けたいという人におすすめ。

» 無料登録|フリーランス協会

 

【おすすめ3】クラブオフ(Club Off)

クラブオフ

クラブオフは株式会社リロクラブが運営する法人会員制クラブのサービス。法人会員向けですが、個人でも提携先企業の会員であれば、宿泊施設の割引・アミューズメントパーク・スパ施設の会員特別料金適応 ...etc、様々な福利厚生のサービスを無料で受けられます。

ベネッセやJ:COMといった私たちの暮らしに密着した企業のサービスも利用できる点が特徴。20万ヶ所以上のホテルや映画館などで優待サービスを受けることができ、Amazonギフト券が1%引きで購入できる点も魅力です。

» 無料登録|クラブオフ(Club Off)

 

【おすすめ4】CLUB CCI

CLUB CCI

CLUB CCIは、商工会議所が提供する福利厚生サービスです。東京・大阪・名古屋を始めとして、全国25の商工会議所で提供されています。

CLUB CCIの会員になるためには、各商工会議所の会員(入会は無料)になる必要があります。経営相談やセミナー受講など、商工会議所会員のサービスも受けたい人はおすすめです。

また、各種優待の利用申し込みだけでなく、質問や相談も受け付けてくれる便利なコールセンターがあります。

» 無料登録|CLUB CCI

 

【補足1】ベネフィット・ステーションプライベート

ベネフィット・ステーションプライベート

ベネフィット・ステーションプライベートは株式会社ベネフィット・ワンで提供している会員向けのライフサポートサービスです。レジャー・エンタメ・グルメ・育児/介護の支援 ...etc、約140万メニューにも及ぶ幅広い割引メニューが揃っています。

月会費300円(税別)でサービスの利用が可能です。

» 無料登録|ベネフィット・ステーションプライベート

 

【補足2】フリーランストータルサポート:ランサーズ

ランサーズ

フリーランストータルサポートは、ランサーズ会員向けの福利厚生サービスです。

ランサーズで過去3か月連続で 5,000 円以上の報酬を獲得されている人が対象。一度の申込みで、3か月間ご利用が可能です。

 税務サポート
税務専門家のサポートが受けられる。
 福利厚生による生活支援

優待・割引適用範囲の広さ。法定外福利(スポーツ・旅行・レジャー・育児介護・エンタメ・食事・美容・ショッピング ...etc)全国25万の施設で利用できる。
 スキルアップ教育

勉強会・セミナー等の紹介 ...etcを支援。

 

【補足3】フリーランスライフサポート:クラウドワークス

クラウドワークス

フリーランスライフサポートは、クラウドワークス会員向けの福利厚生サービスです。

クラウドワークスで過去3か月連続で 3,000円以上の報酬を獲得されている人が対象。

お仕事サポート

確定申告・法務 ...etc 本業をフォロー。
福利厚生・ライフサポート

優待・割引適用範囲の広さ。法定外福利(スポーツ・旅行・レジャー・育児介護・エンタメ・食事・美容・ショッピング ...etc)全国23万の施設で利用できる。
スキルアップ支援


勉強会・セミナー等の紹介 ...etcを支援

 

フリーランスの「福利厚生費」は経費にならない

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一般的に会社の税務処理であれば「福利厚生費」として経費処理されますが、フリーランスの「福利厚生費」は経費にできません

具体的には、食事代・旅行代・健康診断費用・スポーツクラブの会費費 ...etc が該当します。

福利厚生費とは「従業員の福祉向上を目的とした、福利や厚生に関して支出する費用」です。つまり、慰安や福利厚生は「従業員」に対してのもので、従業員がいないフリーランス(≒事業主)のものではありません。

では「家族が従業員をしている」や「勤務の少ないバイトがいる」なら良いのか?と疑問が出てきますが、それも厳しいという考え方が一般的です。ただし、客観的に見て「本当に必要な福利厚生か?」を説得材料があればその限りではありません。

 

シンジ

ただし、「勉強会参加のために遠出した」は旅行(福利厚生費)ではなく旅費交通費です。何の目的に費用を使ったか?がポイント。

 

【まとめ】エージェントを使えば福利厚生もついてくる

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今回はフリーランスエンジニアでも会社員のように福利厚生を受ける方法についてまとめました。

自分でサービスを選択・契約する手間はかかるものの、今回記事で紹介したサービスを組み合わせれば、フリーランスでも出費を抑えて会社員と同等の福利厚生を受けることができます。

しかし、これらは福利厚生に力を入れているエージェントを活用すれば、解決できるケースがあります。同等の独自サービスを提供していたり今回紹介した福利厚生サービスと連動したりしています。

 

次の紹介記事を参考に、あなたに合ったエージェントに登録することをおすすめします。登録自体は無料です。

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