雑談が苦手な人の克服方法 5ステップ【ビジネスとしての雑談】

「雑談が苦手」は普通のことです。それは、日本人の99%は「雑談が苦手」と言われているためです。

しかし残念ながら、雑談というものはプライベートだけでなく、いろいろなビジネスシーンに役立つ超重要スキルです。

そこで雑談をスキルと捉えて、本記事ではその克服方法を5ステップで解説します。ビジネスでも私生活でも活きる内容になっているので、ぜひ参考にしてみてください。

主に私が学んだ情報源が以下です。
尚、本日紹介する内容はこれらの一部のみなので、一読することをオススメしています。

STEP1:雑談への心構え【3つ】

雑談2

①雑談の重要性を認識しよう

就職、恋愛、ビジネスなどにおいて、一番の決め手は「雑談力(コミュ力)」です
人生のあらゆる場面で役に立つひとつのスキルであることを認識しましょう
雑談には自分自身の人間性や社会性が全て凝縮されています。
「雑談=中身のない話」ではありますが、「雑談=必要のない話」ではありません。

中身のない雑談こそ積極的にしていきましょう!

②相手に関心を持とう

「相手に関心を持つ」ことから会話は生まれ、結果として人を動かすことができます
しかし、無理やり相手に興味を持つ事は限界があります。
そのようなときは、相手から私の知らない情報を引き出して「自分の好奇心を満たす」という姿勢で話を聞き出しましょう。

③雑談に「見通し」を立てて自信を持とう

自分が好きなことを話すときは、内容に「見通し」が立てられているので、雑談が苦手な人でも自信を持って話せているはずです。
つまり、この記事で紹介するような雑談のコツを「練習しているレベル」から、実践を重ねて「自然と実行できるレベル」になったときに、経験として「予測=見通し」が立てられるようになるのです。
「見通し」は結果としてついてくるものなので、焦らずコツコツと行きましょう。

STEP2:雑談をはじめるコツ【2つ】

会話

①あいさつに2プラスしよう

あいさつにもう二言追加しましょう
私はこれを日常で意識して練習することが、一番の効率良い苦手回復への最短ルートだと考えています。
相手に焦点をあてて、質問を入れられると会話の先手が取れるので尚良いです。

「はじめまして」(あいさつ)
「お会いできて嬉しいです」(+1)
「メールだけの印象よりだいぶお若いんですね」(+2)
「おっ、ひさしぶりー!」(あいさつ)
「元気だった?」(+1)
「全然変わらないねー」(+2)
「おはよう」(あいさつ)
「いつも朝早いね−」(+1)
「例の件、どうだった?」(+2)

私の小学生の息子にもこれを実践するようアドバイスし始めましたが、やはり難しいようです。
でも単純にこういうあいさつをしてくれる人がいたら話したいと思いますよね。

②「ネタ」だけでなく「笑顔」を準備しよう

「雑談ネタ」を準備するだけではなく「笑顔を準備する」ことを心がけます。

STEP3:雑談中(話す編)のコツ【5つ】

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①相違点をみつけよう

他人との会話は、共通点より相違点のほうが圧倒的に多いです。
この相違点に着目して「自分の好奇心を満たす」つもりで聞くと良いでしょう。

②話が止まったら、踏襲話法で話をつなげよう

雑談が苦手な人が恐れる「沈黙」は、「踏襲話法」で切り抜けましょう。

「その話で思い出したけど...」
「そういえば...」
「ということは...」

③Before/Afterでほめよう

まず「ほめること」が基本です。
ほめる点が見つからない場合は、過去と現在を比較してその差分を成長としてほめましょう
部下や子供に対しての会話では特に効果がありますね。

④相手の名前を何度も繰り返し呼ぼう

会話中で意識的に繰り返しその人の名前を呼ぶことで名前を覚えます。
名前を忘れると、相手の承認欲求を著しく下げてしまいます。
そのように初対面の人に何度も自分の名前を呼ばれると、存在を意識してもらえているようで親近感がわきます。

⑤序盤から少しずつ自己開示を行おう

自己開示には返報性があるため、会話の序盤で自己開示をすることで、相手も自己開示をしてくれるケースが多々あります。
その際、いきなり全てを開示するのではなく、相手と交互に一つずつ開示していくイメージで進めます。
しかし、あまりに重い失敗談は、自分の価値を下げすぎてしまうので避けましょう。

STEP4:雑談中(聞く・リアクション編)のコツ【4つ】

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①相手に腹を向けよう

視線だけではなく、物理的に相手に腹を向けて話します。
「敵意はない」という合図にもなり、相手は間違いなく安心します。

②テンション高めで一段上の表現でリアクションしよう

相手の話に「なるほど〜」「そうですね〜」で終わってしまっては会話は続きません。
もう一段上の表現(更に承認する表現+ひとこと足す)を目指しましょう。

「美しい仕上がりだね!特別な技法を使っている?」
「仕事帰りにジムですか!?タフですね!筋トレ中心ですか?」
「読みやすいね!昔から文章書いてた?」

③ネガティブ話は全力で励まそう

「同調」だけでは暗い空気で会話が終わることもありえます。
相手を承認し、称賛し、励ますことで「モチベーションスイッチ」をONにして気持ちよく会話を終わるよう心がけましょう。

「視力が落ちちゃってさ...」
「僕も視力悪いけど全然平気だよ!たまに着けるメガネって逆にかっこいいよ。
メガネが嫌ならコンタクトにすれば全く見た目はわからないしね!
大人になればレーシックという選択肢もあるらしいよ!
視力回復する手段もちまたにはあるって聞くよ!」

④違う意見は話をずらして興味に変えよう

思い切って雑談では「いや」「でも」「だけど」は禁止にしましょう。
かと言って、そう思わない意見に同調するのは嘘になるので、話を興味に変えしまいます

「タピオカ嫌いなんですよねー」
「いや、美味しくないですか!」 ×
「○○さんは、甘いものは苦手なんですか?」 ○

STEP5:相手にまた話したいと思われるコツ【4つ】

①年配には教えを乞おう

萎縮してしまうと空気が気まずくなります。かと言って適当に持ち上げても、すぐに見透かされます。
次のようにシンプルに教えを乞いましょう

「どうしたら、そのように...?」
「なぜ、そんなに...?」

②苦手な上司には腹を見せ合おう

私は上司の立場でもありますが、上司から部下へ自己開示することは「押し付け」になるので逆にやりづらいことがあります。
そのため、逆に部下から上司へ自己開示をしていった方が、スムーズに「腹を見せ合う」関係になやすいと感じています。

③最後に記憶に残った具体的なエピソードを伝えよう

別れ際に、具体的なエピソードが言えると相手にまた会いたいと思ってもらえます
雑談中に本日のトピックスを自然に記憶しておく癖をつけましょう!そして、2度目に会ったときはそのエピソードには必ず触れましょう。

「今日の○○を△△する話、とてもためになりました。また聞かせてください。では失礼します。」

④もう一度会うために相手の脳に空白を作ろう

次に約束を取り付けようと迫ることも良いとは思いますが、自然と「次も会いたい」と思わせることが理想です。
上記の例と合わせてこんな感じでしょうか。

「今日の●●の話、最高でしたね!今度は私の秘伝の■■を教えますよ。ではまた!」

さいごに

雑談4

コミュ力が激高のTVタレントから学べる事例と、SNSでのコミュニケーションの事例から雑談力を磨く術を学びましょう。

TVタレントを見習って話そう

雑談スキルはTVタレントが行っていることに凝縮されていると言っても過言ではありません。
そのため、TVのトーク番組などを思い出して実例を模倣した方が習得が早いと思います。

  • 話を盛って相手に興味を持たせる
  •  15秒〜30秒で会話をまわす
  • 擬音やたとえ話にして一発で伝える
    • 「海鮮丼」→「海の宝石箱や−」 や、「失望した」→「ガクーンとなった」など
  • 「一人質問」や「一人二役」を挟んで相手と会話しているように話を進める
    • TVショッピング、一人コントなど
  • 感情を伝染させ空気を変える
    • TVのワイプやひな壇芸人の話の聞き方を参考に
  • 役割を見極めて状況に応じて自分の役割を変える
    • 「①まわす/②話す/③聞く」を状況に応じて
  • 年配や上司にはあえて隙を見せる
    • イジられる、あえてスベる
  • ギャップのあるキャラ、唯一無二のキャラになる
    • 深いコメントが言えるおバカキャラなど

SNSでは全力で承認しよう

現代では、SNSもリアルな雑談の場として考えます。投稿に対して、「私も!」というようなコメント被せは避けましょう。全量承認あるのみです!

「3時起きですか!?私も見習わなきゃ、感服します!」
「いつもエネルギーもらえます!」
「いやー、楽しそうー、僕も行きたいー♪」
「そんなに探究心があるから成果が出るんですね!」

 

以上です。

雑談力(コミュ力)がある人はここまでやっているのかと苦手な立場としては思ってしまいますが、一つとしてできないということは無いはずです。

今回、紹介したコツを常に頭に意識した状態で雑談に取り組むことで「いつの間にか雑談テクを習得している」ようになれると良いですね。

では!

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